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お礼

 投稿者:田中貴子  投稿日:2005年12月19日(月)22時25分11秒
  和井府様。お返事ありがとうございました。私が目にしましたのは、おそらく柴田宵曲の談話を岡本経一氏がどこかでお書きになっていたものと記憶します。「妖異博物館」は正・続編ともに文庫化されたので再読してみます。ご教示ありがとうございました。
「青蛙堂鬼談」中で、中国文学が出典となっているのは下記の作品です。
「青蛙神」・・・「江淮異人録」
「利根の渡」・・・「閲微堂草堂筆記」
「蛇精」・・・「堅夷志」(これは、「中国怪奇小説集」に入っています)
「清水の井」・・・「博異志」
「蟹」・・・「万柳渓辺旧記」
「一本足の女」・・・「堅異志」
いずれも、中国文学を研究している人ならよくご存知の資料だそうです。
しかし、原文が入手しがたいため、大きな図書館などで「百部資料集成」などを
一ページずつめくるしかありません。
本業の傍らではありますが、いつか原文との比較を行ってみたいと思っています。
これからもよろしくお願い申し上げます。
ちなみに、私は神戸の甲南大学の教員です。
 


Re: 青蛙堂鬼談の中国文学の典拠について

 投稿者:和井府清十郎  投稿日:2005年12月 6日(火)23時24分16秒
  田中 様

ご投稿、お尋ね、ありがとうございます。ご返事が遅くなりました。
 綺堂研究では、(私の)弱点になっているところで、中国文学の素養もないものとしては、お手上げ状態でした。そこをご研究なさっているとのことなので、敬服します。
 柴田宵曲については詳しくありませんが、著作では、お尋ねの件に関しては、柴田宵曲「妖異博物館」(青蛙房、1963)や、柴田宵曲文集第1-8巻 木村新ほか編(小沢書店, 1990-1994)あたりが、関係しそうな文献ですね。もうお調べになったものかもしれません。私も近くの図書館をあたって見たのですが、これらの書物を所蔵しておりませんでしたので、内容的に関連した本かどうかはわかりませんでした。
 私が、宵曲が綺堂作品のネタ本を暴露(?!)したもので、知っているのは、『岡本綺堂戯曲選集』(青蛙房刊、全8巻)の「月報」(全8号)に載っている、「綺堂読物の素材(1−8)」です。読んでみるとなかなかのものです。これあたりが参考になるのではないかと思います。この記事が、柴田宵曲集(上掲)や作品の中に再録されていれば、幸いですね。
 田中さんには、この「月報」を一度探されることをお勧めします。図書館などになく、入手が困難であれば、私の方でコピーするなりしても構いませんが。
 この程度ですが、お役に立てるのならば幸いです。ご研究・論文のご進展を祈っております。
 和井府
 
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青蛙堂鬼談の中国文学の典拠について

 投稿者:田中貴子  投稿日:2005年12月 5日(月)10時22分34秒
  はじめまして。中世文学を研究しながら、怪談についても論文を書いている田中と申します。最近、『日本文学』という学会誌の「怪異をひらく」特集に、綺堂と泉鏡花の小説をとりあげたのですが、「青蛙堂鬼談」のなかに中国文学(志怪小説ですか)に典拠を持つものが多いという柴田宵曲の指摘をどこかで読んで、早速「堅夷志」などを探してみたのですが、なにしろ現代中国語表記なのでよくわかりませんし、綺堂さんがあまりにうまく日本化しているので、いったいどれが典拠なのかわからずじまいでした。しかし、近代文学研究者はなぜか宵曲の指摘を無視しているふしがあるので、なんとかつきとめたく思っています。寡聞にして知らないのですが、このような研究をされている方はおありでしょうか?もしいらっしゃいましたら、ぜひご教示ください。よろしくお願いいたします。  

演芸画報、完全に把握

 投稿者:waifu  投稿日:2005年11月20日(日)11時41分38秒
  まだ咳が抜け切れていませんが、新型インフルなどが襲ってこないことを自分のために祈ります。
 また、ちょっと自画自賛的ですが、
岡本綺堂氏の執筆になる、雑誌「演芸画報」作品をほぼすべて把握しました。
全著作一覧では、穴になっていると感じていた部分です。すこし完全化につながりますね。
 といっても、同誌のインデックス本がたまたま(国会)図書館にあったからでした。閉館間際まで、筆記していました。1頁に1作品の出典のところをコピー願うのは、コスト高ですからね。気合を入れて、筆記しましたよ。
 これからデジタル化して、全著作一覧にエクセルファイル化する予定です。
和井府
 

こちらのBBS掲示板に移動しました

 投稿者:板主  投稿日:2005年11月17日(木)11時28分2秒
  今までの掲示板・BBSから、こちらの方へ転居いたしました。
以前の関連の投稿記事は、「綺堂事物」の方で、保管させていただいております。また、それを勝手に公開したり、利用したりすることはありません。

管理上の不安があるため、更新した次第です。
これからもよろしくお願いします。

和井府 拝
 

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